2022年度新入生セミナー Virtual Lab Tour

学科長からのメッセージ

1年生の皆さん,2022年6月現在の電気電子工学科の研究室を紹介します。

皆さんは,電気電子工学科に入学されて,研究について興味を持っていることとと思います。そこで,どのような研究が行われているかをこのWebサイトにて紹介します(なお,皆さんが卒業研究に進む頃には多少の違いがあります)。

いずれの研究室においても,卒研生が真摯に研究に取り組み,画期的な研究成果を挙げています。また,卒業研究に真剣に取り組むことによって,未知の問題に対する問題解決能力を高められています。この問題解決能力は社会人になったときに,とても重要な能力です。

皆さんが来年の春に直面するコース分けにおいても,ぜひこのWebサイトを参考にしてください!

皆さんがどのような研究をしたいのかということを、この機会に是非考えてみてください。

コースの特徴

いずれのコースにおいても,とても魅力ある研究が行われています。そして,電気電子工学の知識を身につけて,社会で活躍している先輩が多数おられます。

コースの特徴をあえて述べると次のようになるかもしれません。具体的には,皆さんが研究室の内容を見て確認してください。

  • 情報エレクトロニクスコース(Jコース)では,「通信・情報処理システム,医用機器・生体計測」に関する研究が行われている。
  • エネルギー・電子制御コース(Eコース)では,「エネルギー,パワーエレクトロニクス・自動車,センサ・通信」に関する研究が行われている。

Q&A

Q:3年生までの生活と,卒業研究とで大学生活は変わりますか?

A:大きく変わるという意見が大多数です。卒業研究に取り掛かって「とても楽しい!」という先輩が多いです。
ぜひ,皆さんも順調に卒業研究着手条件を満たしてください。皆さんが卒業研究に着するまでもう3年間もありませんよ。

Q:卒業研究の内容を知るチャンスが他にありますか?

A:先輩の「卒業研究発表会」に参加されることをお薦めします。これまで,2月中旬に行われています。

Q:研究室配属の時期は?

A:(卒業研究着手条件を満たして4年生になる)4月上旬にガイダンスや見学会等があり,4月の中旬には研究室に配属されます。

Q:卒研履修資格認定者の配属先と配属調整に利用する評価基準

A:自分の所属するコースの研究室のみ配属可能です。基本的にGPAを使って配属人数が調整されます。

Q:大学院において

A:大学院進学においても,コースの有利不利は全くありません。
なお,大学院にはコース分け自体がありませんので,研究室を移動することも可能です(それにより不利になることも聞いたことはありません)。

Q:学会発表

A:各研究室によって参加する学会が異なります。また,学会により研究発表会等の開催時期が異なります。工学部では,学部生の時点から各種学会で発表することを奨励しています。

Q:コースによる就職の違い

A:全く違いはありません。

研究室一覧 Virtual Lab Tour

注:各研究室の資料は,基本的には今年度の卒研配属用のものです。

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情報エレクトロニクスコース(Jコース)

研究室教員 研究テーマ概要
江上 力
  • 抗がん剤ナノ微粒子解析のための3次元レーザ分光システムの開発
  • エンベロープウィルス検出のためのpH分光システムの開発
  • 細胞分析のための位相補償型レーザ顕微システムの開発
  • マイクロホログラムによる3Dページデータ記録システムの開発
  • 3次元光データストレージシステムの開発
  • DNA分析のためのマイクロ流路チップ開発

大内 浩司
  • 無線通信における FFT を利用したフェージング対策の研究
  • 光無線通信における信号点配置の最適化の研究
  • 無線 LAN におけるフレーム集約による高効率伝送の研究
  • 光無線通信とエネルギー伝送の両立の研究
  • OFDM 方式における伝送路推定・補償技術の研究

大多 哲史
  • 多種構造の磁性ナノ粒子の磁気特性評価による磁化ダイナミクス解析
  • パルス磁場を用いた医療イメージング技術開発
  • がん診断治療に最適な磁性ナノ粒子構造の形成と解析
  • 磁性ナノ粒子を用いた細胞の代謝機能評価
  • 単一磁性ナノ粒子にフォーカスした磁気特性計測

  

大橋 剛介
  • 車載カメラ画像認識における深層学習(AI)の判断根拠の可視化とその応用
  • ドライビングシミュレータを用いた注視予測モデルに関する研究
  • 鉄道設備モニタリングのためのAI(深層学習)による画像認識
  • 広色域ディスプレイ開発支援のための色と知覚明度に関する研究
  • 自動運転のためのLiDAR(レーザー光センサー) を用いた3次元物体検出

沖田 善光
  • 機能性食品における自律神経活動に関する研究
  • 機能性食品における中枢神経活動に関する研究
  • 拡張現実(AR)を用いた呼吸リズムに関する研究
  • 拡張現実(AR)を用いた食事摂取前後の快・不快指標に関する研究
  • 機能性食品におけるヒトの生体信号処理に関する研究

香川 景一郎  【研究室で開発したイメージセンサの応用,またはイメージセンサ開発】

  •  深層学習を用いた多重反射シーンの時間圧縮TOF距離イメージング (LiDAR応用)
  • パルス方式TOF距離イメージセンサの非線型誤差評価と精度向上 (LiDAR応用)
  • 深層学習に適した高フレームレートCNNイメージセンサの開発 (DNN用センサ開発)
  • 眼病早期診断のための空間周波数領域イメージング眼底トモグラフィ (生体計測応用)
  • 消化器系腫瘍早期診断に向けた細胞内補酵素の蛍光寿命イメージング (生体計測応用)

立蔵 洋介 信号処理と機械学習を駆使して新しく価値ある音メディアの創出を目指し,下記の研究4本柱を推進しています.詳細なテーマは本人の希望や適性を参考に決定します.

  • 撮影された画像から音を復元するビジュアルマイクロホン
  • 深層学習に基づく音声変換(Aさんの声をBさんの声に,豊かな感情表現など)
  • 素人には聞き分けづらい類似音を識別する「職人の耳」システム
  • 音空間操作(領域によって異なる音空間を生成したり,聞きたい音だけを取り出す)

    

丹沢 徹 IoT用集積回路/システムの研究、特に

  • 発電素子と電力変換回路の回路/システムの研究
  • 不揮発性半導体メモリの低電圧制御回路/システムの研究
  • 極低電圧アナログ・デジタル回路/システムの研究 

    

冨木 政宏
  • 自己形成技術を用いた光通信用コンポーネントの開発
  • ファイバ端反射による光学特性評価

庭山 雅嗣
  • がん治療における蛍光計測特性
  • 血液量計測による触覚技術支援
  • 多様な部位での反射型パルスオキシメトリ
  • 多波長NIRSによる衣服上血液動態計測
  • 光音響による生体計測

  

二川 雅登
  • 斜面崩壊予知のためのインピーダンス計測型土中水分量センサの開発
  • ペルチェ素子を用いた植物内の水分移動量モニタリングセンサの開発
  • ロックインアンプを用いた高性能水分量・イオン濃度計測用IC設計
  • 有機膜を用いたカリウムイオンセンサの開発
  • ストライプゲート型pHセンサの安定性向上に関する研究

  

松永 真由美 電磁界理論解析に基づく電磁波応用技術の開発を行っています。専門分野は、電磁界理論、アンテナ・電波伝搬、マイクロ波・ミリ波・テラヘルツ波(サブミリ波)。これまでにRFID、携帯電話、新高周波材料開発、宇宙探査、ロケット、電波天文、電離圏や地上・海上のリモートセンシング、生体イメージングなどの開発を手がけています。未知なる探求、新しい挑戦的課題に対し、抜きん出た創造力と発想力で挑んでいます。

  

 

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エネルギー・電子制御コース(Eコース)

研究室教員 研究テーマ概要
青山 真大
  • (モーターに関する研究)
犬塚 博
  • 人工知能(AI)による風力発電所の発電設備の正常異常判定
  • 人工知能(AI)によるオートバイ部品の表面傷の探査
  • 人工知能(AI)による動作音を使った正常異常判定
  • 非接触非破壊硬さ測定器による粘弾性測定

  

川人 祥二  イメージセンサのピクセル・回路・アーキテクチャに関する研究

  • 屋外長距離計測用TOFイメージセンサ
  • 裏面照射型イメージセンサの高感度・低寄生感度化
  • TOFイメージセンサ用高速・広ダイナミックレンジA/D変換回路

河本 映
  • 大規模洋上風力発電の出力変動解析
  • 電気自動車と家庭用蓄電池による再生可能エネルギー変動抑制
  • 電気自動車の充放電による大規模電源補完効果
  • 電力価格変動下における電気自動車充電計画

喜多 隆介
  • 工学部長
  • (超伝導に関する研究)
関川 純哉
  • 600VDC直流高電圧回路内で発生するアーク放電の諸特性
  • 直流回路内で発生するアーク放電の消弧手法の検証
  • 電気接点対の接触現象
  • アーク放電の消弧に関連する数値解析

高橋 崇宏
  • 半導体デバイス製造プロセスのための自動研究システム
  • 自動研究のための機械学習手法とAIの開発
  • 進化的アルゴリズムを用いたデバイス製造技術の開発
  • データサイエンスに基づく自動実験計画方法の開発

野口 敏彦
  • モータハードウェアに関するテーマ2つ(詳細は研究室の方針と学生の希望や適性を
    見て決定)
  • 電力変換器に関するテーマ2つ(詳細は研究室の方針と学生の希望や適性を見て決定)

  

橋本 岳 3次元画像計測の理論とその応用,AI(機械学習)に関する研究を行っています。

  • 超高精度3次元計測を実現するための理論的研究
  • 防災応用としての土砂災害の予兆検知
  • 社会インフラの健全化判定のための橋梁の振動計測等
  • 産業応用を目指した高機能画像計測技術の開発(例:移動ロボットの誘導)

    

松尾 廣伸 電気エネルギー・自然エネルギーの有効利用による持続型社会システムの構築

  • マイクログリッドの構築に関するシミュレーション及び実験
  • 太陽熱蓄熱発電とPVを用いた自立型住宅に関する研究
  • 太陽エネルギーを活用した効率的な水素生成に関する研究
  • LED簡易ソーラーシミュレータの開発

道下 幸志
  • 冬季雷性状に関する研究
  • 送電線雷サージの研究
  • 配電線・需要家設備の雷サージの研究
  • 夏季雷性状に関する研究

  

和田 忠浩
  • 機械学習に基づく可視光通信システムの特性改善
  • 動画像を利用した可視光通信システムへの情報埋め込み
  • 誤り訂正符号を用いた流星バースト通信用プロトコル
  • GnuRadioを使った流星バースト通信システムの開発

安富 啓太 イメージセンサ,特にTOF距離イメージセンサとシステムに関する研究(以下は例)

  • 3Dスキャナ応用に向けた高距離精度TOF距離イメージセンサに関する研究
  • TOF距離イメージセンサを利用したレベルセンサの検討
  • 直接TOF法による高精度距離センシングに関する研究
  • TOF距離イメージセンサのための高速ドライバ・遅延回路の検討

スズキ寄附講座
(宮野,赤木)
  • 車両駆動用モータのトルクリプル抑制制御に用いるFF補償量に関する研究
  • 車両駆動用モータの磁石温度推定の精度向上に関する研究